こんな感じで
では さっそく

1.履歴一覧 業績リストも


こんにちは
矢嶋剛 Takeshi Yajima です。

矢嶋剛の写真。本人のキャリア・サイト矢嶋剛のJob Graphicsに掲載中です。

このページ、Job Graphicsでは、
わたしのキャリアを紹介していきます。

現在、矢嶋ストーリーの の下で
お客様の な作品を
書いています。 (公式サイトへ


さて、経歴です。
以下で学び、以下の仕事をしてきました。

文学士・社会学修士
 (慶應義塾大学,ライフスタイル論)
経営学修士・博士課程満期退学
 (青山学院大学,医薬品流通論)

慶應・院修了後、
日経産業消費研究所(消費者行動)、
流通問題研究協会(製配販提携)
を経て2002年6月独立。
マーケティングのコンサルティングへ。

2003年2月、ブリッジQ創立。代表に。
以後、戦略の立案・浸透・展開に奔走。

2015年9月、多くのみなさんに
マーケティングを届けるため
マーケティング・ストーリーの執筆を
本格的に開始。
同時に、執筆内容の中立性を保つために
コンサルティングを卒業。
宣としてブリッジQを閉じました。

そして現在は、
ストーリーな作者に。

すでに作品もいくつか。

・マーケティングは正直バナナ 
・いろはカルタ経営学 
・パンで街を幸せに 

ほか。

楽しく、わかりやすく、おもしろい
マーケティングの本を書いています。


2003年から、大学で講義をしています。
そんな教育歴(年度)は以下の通りです。

・國學院大學(03年~)
  流通論。経営学特論:PBL(15~18年)
・東京国際大学(13~16年)
  マーケティング・
   コミュニケーション論ほか
・港湾カレッジ横浜港(08年)
  マーケティング実習
・雇用・能力開発機構(04~08年)
  離職者訓練(マーケティング全般)
・職業能力開発総合大学校(06~08年)
  指導員研修(マーケティング全般)
・日本農業経営大学校(18~22年)
  講師(食農連携マーケティング)


(研究業績は…作成中です。

と履歴書的には、こんな感じなのですが…

経歴だけでは「仕事ぶり」は見えません。
そこで仕事の中味を、当時の資料とともに
グラフィックにご案内します。

まず前半、シンクタンク期から。
どうぞ

2.画像でみる シンクタンク期


慶應・院から日経産業消費研究所、流通問題研究協会までの軌跡、シンクタンク期の仕事です。とくに注目された5つをご案内します。

ライフスタイルの概念図、コンセプトを表したイラストです。タイトル「状況準拠的ライフスタイル論」の下に、人間観識の変化を促すイラストが載っています。左端にオレンジ色の正方形1つ。足下に「従来の人間観」cf.態度の一貫性の文字。これは、〇〇型と称されるワンパタンのライフスタイルを象徴しています。そのオレンジ色の正方形から右端に矢印が延びています。その先には、色の異なる正方形が重なる正方形群が見えます。その周囲には「本当の人間像」「外界(状況)に柔らかに順応」の文字が見えます。これがこの論文で存在を訴えたかった人間の姿です。十人十色ではなく一人十色がふつうでしょ!と、この画像は主張しているのです。

慶應義塾大学・大学院(社会学)では、新しいライフスタイル論にチャレンジしました。それまでの言説は、態度の一貫性を前提にした類型論(あなたは〇〇型)が当然でした。その人間観に根本から疑問を呈したのです。人は状況に応じて態度も行動もポジティブに変えていく。この仮説を状況準拠的ライフスタイルと題して研究。その存在を意識調査で発見しました。ライフスタイルは今もわたしの大きな関心事です。
(これからのライススタイル予想は、創作落語
 『新酒の季節は杉玉色で』に書きました →

多変量解析の手法である数量化Ⅲ類(対応分析とも)で消費者の「よく行く街」の相互関連性を分析し、マップ化した結果です。交通系のビッグデータや鉄道やバスの移動履歴を分析すると同様の結果が得られるかもしれません。詳細は1992年の論文「購買空間としての繁華街利用」(矢嶋剛、1992年。Takeshi Yajima,1992)を参照ください。

さまざまな消費者行動をいろいろな解析法で分析してきました。これは都内在住者の来街行動の分析結果。数量化Ⅲ類(≒対応分析)で「よく行く街」の回答を解析すると、鉄道路線図に近いマップが現れました。消費者の来街行動に強い地理的近接性が認められたのです。今にして思えば、交通系ビックデータ分析の先駆けでした。
「購買空間としての繁華街利用」日経消費経済フォーラム99号(1992年)に収載。

乗用車ブランドの分析結果です。ブランド間の相対比較するポジショニングマップのためのポジショニング分析ではなく、ブランド内の要素である個別ブランド(例 クラウン)と企業ブランド(例 トヨタ自動車)が互いにどう影響しあっているかを消費者の評価で判定しています。ダブルブランドの評価方法につながる分析です。SD法によるブランド評価データと、ブランドの純粋想起の結果(:ヒントのない状態で頭に浮ぶ)を関連づけた分析としてもブランド研究では重要です。詳細は論文「個別ブランドと企業ブランドの関係性」(矢嶋剛、1998年。Takeshi Yajima,1998)参照ください。

AブランドとBブランドの比較じゃなく、ブランドを構成している要素(個別ブランドと企業ブランド)の関係を乗用車を例に分析しました。消費者の評価に基づく、ブランドの内部構造の分析です。量的データ(数値)と質的データ(:ブランドに関する自由な記述)ハイブリッドに分析したところも当時としてはかなりユニーク。
「個別ブランドと企業ブランドの関係性」 日経広告研究所報,第178号(1998年)に収載。

1998年9月17日付けの日経流通新聞に載った記事の一部です。見出しに「企業の物流・情報システム 効率化度合い5段階評価」「通産省が統一基準」「在庫管理など15項目」とあります。通産省(当時。現・経済産業省)の担当官が日本経済新聞社の取材に答えた内容が記事になっています。日本版ECRスコアカードとして話題になりました。EDI、ロジスティクス、戦略物流、製配販売提携、サプライチェーンマネジメントSCMなどに関心を抱いていた物流業界や卸売業各社の注目を集めました。記事は日経テレコンでお読みください。

1990年代、日本は電子データ交換(EDI)を基盤とする消費者起点流通の構築へ動き出しました。その進捗の測定法を開発するよう通産省(当時)から依頼が…。そこで卸売業の最新物流センターの機能を詳細に分析。センター機能のEDI化・連結可能性の評価する方法論を開発。開発後、日本版ECRスコアカードとして新聞等で紹介され、業界の話題になりました。

仕入れ基準を小売店や小売業のブランドにできるはず。カタログハウスのマネジメント事例を挙げ、品質、素材の成分、それが環境に与える影響、仕入れ基準を公開したときの消費者の評価など関連する問題について考えたマーケティング的マーチャンダイジング論です。もちろんブランド論、ブランディング論ももあります。詳細は『中小流通業 革新への挑戦』(日本経済新聞社,共著)の中の「ストアブランド育成に向けた製配販提携」(矢嶋剛、1998年。Takeshi Yajima,1998)参照ください。論旨は、1999年11月9日付けの日経流通新聞(:現・日経MJ)の流通論壇面にも掲載されています。

「小売業の真価を仕入基準の厳格化と公開で!」なマーケティング論を書きました。事例として、環境ホルモンを使用した商品の仕入れ拒絶を宣した株式会社カタログハウス(東京・渋谷区)のマネジメントを取材。その論理を再構成したのです。
『中小流通業 革新への挑戦』(日本経済新聞社)に載っています。論旨は日経流通新聞・流通論壇(1999年11月9日)で紹介されました。上の紙面は、その記事。顔写真が笑えます!

3.画像でみる コンサルティング期


続いて、起業した会社ブリッジQ時代に興した仕事をご案内します。マーケティング・ファシリテート(お客様 な戦略立案と組織浸透)なチャレンジ、いろいろ。

株式会社ブリッジQの公式サイトのトップページをかつて飾った風景写真です。美しい山々から流れる美しい清流。それはマーケティングの知が学びという川によって多くの人のもとへ届くイメージにも似ています。ですから採用されたのです。ブリッジQは2015年に解散しました。南青山と岩本町でマーケティングの庵を営んだときもありました。

この写真、かつての公式サイトのトップページを飾りました。この雰囲気、やさしく、清々しくて、奥深い。そんなマーケティング(お客様 )、その知恵(=Q)を橋渡し( )。そのために興した小さな会社、それがブリッジQです。オフィスの中に「マーケティングの庵」というディスカッション・スペースも作りました。

片岡一郎・嶋口充輝・三村優美子編著『医薬品流通論』(東京大学出版会,2003年)の「医薬品卸売業の物流・情報システムの現状と問題点」(矢嶋剛、2003年。Takeshi Yajima,2003)からの抜粋です。「表5 医薬品卸売業の物流サービス水準」と題した図表には、医薬品卸売業、日用雑貨卸売業、加工食品卸売業の物流サービス水準(例 配送頻度など)の差が数値で示されています。流通のシステム分析の結果です。

ご縁があって、医薬品流通のコンサルティングをさせていただきました。そのきっかけになったのが、この本『医薬品流通論」(共著)への執筆です。このときは、医療用医薬品、日用雑貨、加工食品の流通システムを比較しました。
『医薬品流通論』片岡一郎・嶋口充輝・三村優美子編著,東京大学出版会,2003年。韓国語版も。

企業のトップと社員、従業員、スタッフ、そして顧客と取引先を経営戦略や事業戦略で結びつける、そんな社内コミュニケーションンのイメージ図です。図のタイトルは「マーケティング・ファシリテートの実践イメージ(システム風ロードマップとして)」。経営者が発したメッセージがどう展開させたいかをプランニングし、理想とするインターナル・マーケティングを検討するときに活用できます。

この図、社内コミュニケーションの重要性を描いた図です。経営者が描く戦略。それがどう展開するか。経営会議や役員室を飛び出したトップ・メッセージが巡り巡ってどうなるか? 行きっぱなし? それともトップへ返ってくる? これからのマーケティングは第一線発の軌道修正が不可欠です。だから、やってみませんか?という提案の図なのです。

2011年のコミュニケーションの論文「企業と消費者の文脈共有価過程と需要創造―文脈共有の不完全性に注目して―」(TakeshiYajima,The process of sharing contexts between company and consumer creates new demand,2011)からの抜粋です。寄稿した「青山経営論集(青山学院大学の紀要)第46巻第3号」のタイトルの下に、図1と図2が見えます。そのうち図1のタイトルは「企業と消費者の文脈共有システム」となっています。これが本論文の論理の基盤を成しています。図2のタイトルは「企業と消費者による文脈共有の位相」です。図1で示したマーケティング・コミュニケーションのモデルを用い、企業と消費者の文脈共有そして認識の交換がどのように展開されるかを示しています。これからのコミュニケーションを描きました。

優れたコミュニケーションとは? 手本はワイン販売にありました。ヒントは映画にありました。そこで、文脈共有の不完全性という視点を打ち立て、需要創造につながるコミュニケーション機能をモデル化。学術論文です。
「企業と消費者の文脈共有価過程と需要創造―文脈共有の不完全性に注目して―」青山経営論集,第46巻第3号,2011年に収載。
(その続編が『認識の交歓というアレ』です→

『Markethingは正直バナナ』の画像です。著者は、やじまたけし、いしかわひろこ、そして、こじゃる。後の電子書籍『マーケティングは正直バナナ』(矢嶋剛・著、矢嶋ストーリー刊)は、この本のリメイク版です。限定1000部を試作本としてブリッジQが自費出版した、超レアでプレミアムなマーケティング絵本です。もちろんの絶版本です。

2004年から4年間、再就職を目指す方々のマーケティング研修をお引き受けしました。「なんの話をするの?」「役立つ?」「マーケティングって何?」なステキな目線(大好きです)の中で、みなさんに論理とスキルをご提供。その講義ノート(落書きいっぱい)を絵本風に仕立てたら、こんなカワイイ本になったんです。
(今は電子書籍に。タイトルも英語をやめて、
 『マーケティングは正直バナナ』となりました。→

4.ふり向けば 職能10種

考えてみると…

必要なスキルを、その時々で
身に付けてきたように思います。

最初は、消費者調査。
そして、いつの間にか。

数えたら、職能10くらい?


ということで、職能10種と洒落てみます。
内容は以下の通りです。

①消費者調査(手法の混成展開)
 消費に限らず人間の意識や行動の調査には
 いくつかの手法があり、その選択と組み合
 わせ方が重要です。何をどう探求するか。
 アンケート? インタビュー? 観察が
 向いているかもしれません。全部試すと
 分かります。

 (今も続けている観察調査。試して欲しいので
 『観察調査のすすめ』を書きました →



②解析・モデル化(心理・行動の数理表現)
 たくさんのデータを多様な方法で解析して
 きました。すると気づきます。〇〇分析と
 称される解析法にはそれぞれ一長一短が…
 ですから、数理、表現の限界を知った上で
 分析をしないとデータを読み誤ります。
 それができて初めて数理的なモデルを示す
 資格があるのではないでしょうか。



③企業取材と記事執筆(日経流通新聞)
 日本経済新聞社の日経産業消費研究所で
 取材をし新聞記事を書いていました。
 おかげで、一読で解かる簡潔な文章を
 書けるようになりました。ですから、 
 それを崩すことも可能に。新聞や雑誌に
 コラムが書けるのはそのお陰なのです。

 (中日新聞に4年連載した消費者目線コラム
 『売れる気配な新聞コラム』が復刻 →



④営業・競争の描写(システム的な分析)
 取引や業務の実態をシステムとして
 描写できます。工学的なフローやリンク、
 ノード、プロセス等の表現。そして、
 社会システム分析の論理。これらを
 駆使すれば、営業・競争の実情を鳥瞰
 できます。こうして得た広く深い視野は、
 業務プロセス改革(BPR)を促します。



⑤マーケティングのデザイン
 営業や競争をシステムで描くと(上記④)
 「お客様に〇〇せねば!」がわかります。
 マーケティングの課題が見つかります。
 ですから、さっそく、新しい仕事の仕方を
 デザイン。あ~でもない。こ~でもない。
 お客様の が増えるようにモガキます!



⑥戦略の立案(魅力と合意の確立)
 依頼され、必要と感じたら…。
 新しいマーケティング(お客様の
 増やす)策を立案計画し、企業のトップに
 提案します。どうすれば社員の皆さんが
 納得し、自信をもって臨んでくださるか?
 その論拠を添えて。言わされ。やらされ。
 これでは十分な成果を上げられないので。



⑦部門語の翻訳(組織内融合の促進)
 事業の革新に軋轢は付きもの。その原因の
 1つに「言葉が通じない」があります。
 他部門が何を言っているか?わからない。
 この現象、部署の専門化・大規模化が
 進むほど起きやすくなります。
 ですから社内通訳をしました。
 営業語、物流語、情報システム語、
 経営語を解るように訳すのです。
 



⑧シンボル業務の創造
 新しいチャレンジには不安が付きもの。
 順調でも、些細な事で確信は揺らぎます。
 ですから、みんなでできる成功の予感が
 必要になります。その予感を創りました。
 スタイルは、シンボリックな業務。
 冊子や手帳を配っても机の中で眠るだけ。
 つい触れちゃう!が大切なんです。



⑨社内コミュニケーションの勃興
 改革(たとえば戦略の浸透)は必ずと
 言っていいほど誤解や不満、認識の齟齬を
 生みます。その多くは表面に出ません。
 組織は一見、順風満帆。しかし面従腹背。
 無関心。忘却。このリスクを消しました。
 みなさんが正々堂々と議論できる環境を
 作りました。熱くなっていいのです。

  注)話をさせ気分を楽にして融和を促す。
    「あの」ファシリテートとは別物です。



⑩現実→論理の講義(大学、社会人向け)
 今まで記した①~⑨の経験は、わたしに
 <現実→論理>な学びを提供する力を
 授けてくれました。「今、起きている
 現実に対し、学問の知見をどう生かすか。
 学問でなくてもいいんだけどね!」な
 ノリもOK。この感性を大学の講義や
 研究指導に生かしています。
 たとえば、童話、絵、落語、芝居から
 たくさんのインスピレーション!



以上、職能10種のあらましでした


ではなぜ、こうした職能が
現在のストーリー創作に
向かったのでしょう?

次は、その話です!

5.2016年 ストーリーへ

2002年から2015年まで
マーケティング(:お客様 )を
ベースにした企業改革の
コンサルティングをしてきて…。

仕事の多くは営業や競争の戦略。
その策定と展開サポート。

で、痛感します。
戦略の主役はCEOでも執行役員でもなく、
第一線で奮闘する皆さん、だと。

どんな素晴らしい戦略でも、
あのステキな方々( )が
必要を感じない限り、
戦略は不能に陥ります。

強要は無理。重要なのは納得。
戦略の説明と、成否の議論が必要でした。

ですから現場に通いました。
たくさんの声を聞きました。
ときには現場の意見をC.E.Oに伝え、
軌道修正をお願いしました。

すると、すべてが変わり始めます。

その過程で、わたしは…

・どんな事も丁寧に説明すれば
 理解していただける。

・理解いただけた戦略や戦術は
 その人の得意技になる。

・伝えられるか?で結果は変わる。

を痛感しました。

そして、

わかりやすく伝えるって、
すごいな!


と思いました。


そして考えたのです。

みなさんの、隠れている、
どんでもない才能を
「わかりやすく」で自覚して
いただけないだろうか?

「わかりやすく」な機会を
広げられないだろうか?

何をどう伝えれば…の要領は
マーケティングに関しては
分っています。
成功への確度も見通せます。

それが
わたしのコンサルティング、
そのものでしたから。


すると残る課題は?

コンサルティングでした。

戦略に関わるコンサルティングは結局、
人を敵か味方に分けます。そして、
「敵に塩を送る」は難しくなります。
(クライアントのライバル社の社員に気づきを
 与える行為は利敵行為になるのです)


ですから
コンサルティングを続けることは
このテーマを他の人に託すことを
意味しました。

どうしようかな?

悩みました。そして、
コンサルティングを
卒業することに決めました。

以下は、
そのとき思い浮べた先達の言葉です。

Everything you can imagine is real.
(すべて、あなたの想像は、本物ですよ)

  画家パブロ・ピカソさんの言葉

 ※心掛けている順番和訳で訳したので
  日本語、変ですけど、許して



Every day is a new day.
(毎日が、1つの、新しい日なのさ)

   E.M.ヘミングウェイさんの
   小説『老人と海』より



I'm not into
the whole external beauty thing.
Because it doesn't last.

(惹かれないんだ。うわべの美しさに。
 続かないだろ)

  ラッセ・ハルストレム監督の
  映画『ギルバート・グレイプ』より



If I couldn't ever be gentle,
I wouldn't deserve to be alive.

(わたしがもう優しくできないのなら
 値打ちはない。生きているだけの)

   レイモンド・チャンドラーさんの
   小説『プレイ・バック』より



When one door is closed,
don't you know other is open?

(一つのドアは閉じてる。
 でも知ってるよね、他は開いてる)

  ボブ・マーリィさんが歌う
  『Coming from the cold』より



All it takes is courage,
imagination… and a little dough.

(これだけあれば。勇気、
 想像、そして、少しのお金)

   喜劇王チャップリンさんの
   映画『ライムライト』より

こんな言葉に押されて
「わかりやすく」へ。

そして、ストーリーで書いてみよう。
そう決めました。

2016年の話です。
こうして全てが始まりました。

6.書くにあたって 憧れなど

作品を書くにあたって、
大事にしていることがあります。

以下の3つに、心を配っています。


1)チャンスはみんなに 

  出自、金、学歴。

  つまらぬ、つまらぬ。

  こうした壁で
  チャンスが偏るとき、
  (私立の医大の学費が4000万とか…)

  自分で自分をあきらめるとき、

  すべてが馬鹿らしくなってきます。
  社会は停滞し、国は衰えます。

  チャレンジに壁は不要。
  ですから「わかりやすく」。
  学びを、すべての人へ。

  (この想い、「学歴よ、軽くなれ」にも →


2)当人を想って 

  どんなビジネスにも事情があります。
  ある状況にいて、そこから現実に接し
  新しい一歩を踏み出すのです。

  ですから察して。

  そのビジネス、そして、ご当人が
  抱える困難を前提に
  解決ためのシミュレーションを
  繰り返し、繰り返し…

  為すべきことをズバリ示す。

  そういう作品を書きます。

  観念や難解を振り回したり、
  (マーケティングとは!+複雑な図!)
  一般論や有名本の転用で威張ったり。

  ああいうこと、
  絶対にしたくないのです。


3)お客様 に拍手

  最強のビジネスは、
  とても親切な魚屋さんかも。

  本気でそう想っています。

  規模とか有名とか、関係なくて。

  広い世間を見渡せば、
  すばらしいビジネスって
  たくさん見つけることができます。

  そこにきちんとフォーカスしたい。

  心から拍手を送りたい。

  そしてもし、そんなビジネスが
  人々の脳裏から消えかけているなら…
  (チェーンでないと店に入れない…ほか)

  微力ながらスポットライトを
  当てさせていただきたい。
  そう想っています。

  スタイルはマーケティング的に。

  もし、あなたが、
  こういう豊かを満喫したいなら!

  訴える感じで!(公式ブログ →

  これからも、
  そんな作品を書いていこうと
  思っています。



ですから、次の人々に憧れます。


  実践の範 売茶翁(柴山元昭)さん
  江戸時代の禅僧。彼は知を広めようと
  住職の地位を捨て、京の路傍で喫茶を
  開業。少しの茶代で、心を洗って。
  (こんな人!も公式ブログに →


  行動の範 マルク・ブロックさん
  フランスの歴史学者。彼はナチスと
  戦うためにパルチザンに参加し戦死。
  この人の知は行動のためにあります。
  著書『奇妙な敗北』は凄い迫力!


  型破りの範 ねじめ正一さん
  小説やエッセイ、民芸店が有名ですが
  この人の凄さは詩です。詩集で見せた
  方形の、文字詰め詰め、ぶっ飛んで、
  鮮明な超描写。ぜひ初の詩集を!


  美の範 マックス・ウォルドマンさん
  写真家。人間をすさまじく、美しく
  フィルムに遺す人。バレエダンサーを
  撮った写真集『On Dance』は究極。
  ただただ美しい。素晴らしい仕事。


  説明の範 レオ・レオニさん
  絵本作家。難しいテーマをシンプルに
  感動的に描く人。『フレデリック』は
  最高のお手本。読むたびに、伝え方の
  未熟を痛感。すこしでも近づけたら。



ということで、修養&執筆の日々。
下手ですが、イラストも少しずつ。


次は、そんなお話です

7.表現の練習 イラスト集

 恥ずかしながら、ちょこまかと
 言葉で表せない世界、
 どうする?になって…

矢嶋剛の2008年のイラストです。タイトルは「ようこそ」。青いタイトル文字の下に1本の樹木が描きました。幹はオレンジ色。葉は鮮やかな緑色。樹木は、杉のような、樅の木のような。全体に明るい配色のシンプルなイラストです。キャリア・サイト「矢嶋剛のJob Graphics」に復刻版を特別収載しました。
adobeのillustratorに触れ始めた頃(2008年)の作。矢嶋ストーリー公式サイト第1号の扉に採用。タイトル「ようこそ」。でも、どんなサイトだったか、全く覚えていません!
これも、矢嶋剛の2008年のイラストです。タイトルは「ブックシェルフ」。壁掛け4段の棚にカラフルな本がずらっと並ぶ室内風景をイラストにしました。壁は白にして背景と同化させたので、本棚が宙に浮いているようにも見えます。キャリア・サイト「矢嶋剛のJob Graphics」に復刻版を特別収載しました。
ストーリー執筆を意識した2008年の作。本棚に何を?を自分に問い続けた日々。この心象は、後の矢嶋ストーリーの初代シンボルimgに。タイトル「ブックシェルフ」。そのまま
こちらも矢嶋剛の2009年のイラストです。タイトルは「Pictorial Island」緑に覆われた小さな島には、赤い実を付けたヤシの木風が1本。そばに白い砂浜。島の中心部には小さな滝。よくみると謎の生き物が焚火をしたり、カヌーで沖に出かけたり。。あっ、山頂には「ニュース・スタンド」の売り子「のっぺり」が…。なんて色々書きこんだイラストになりました。キャリア・サイト「矢嶋剛のJob Graphics」に復刻版を特別収載しました。
2009年の作。タイトルは「Pictorial Island」(ピクトリアル島)。南の小さな島。何かありそう。そんなワクワクで新サイトを飾りたくて。謎の生物たち、かなり気に入っています。
矢嶋剛の2009年のイラストです。タイトルは「ニューススタンド」。パリにあるような新聞の売店?をイメージして描きました。緑のスタンドの屋根に「Thank yuo for reading Corner Kick!」とあるのは、中日新聞のコラム欄コーナーキックでの連載掲載サイト用のイラストだから。スタンドで売られる雑誌や新聞の上の字、1~49そして最終回の表記は、原稿50回分の連載順を表しています。キャリア・サイト「矢嶋剛のJob Graphics」に復刻版を特別収載しました。
タイトル「ニュース・スタンド」(2009年)。あまりにいい表情。なので、のっぺりさん(店員さん、の島に初登場)、『売れる気配な新聞コラム』の表紙にも。祝・再登場 →
矢嶋剛の2012年のイラストです。タイトルは「乾杯」。満天の星。星明りでほんのり明るい草原。そこで、胡坐をかいた2人の人が焚火を挟んで向かい合って座っています。二人の手にカップが見えます。楽しく談笑して過ごすのです。夜空に「How you doing?」の大きな文字。「どうよ?」「どうなの?」 話は弾んでいるようです。キャリア・サイト「矢嶋剛のJob Graphics」に復刻版を特別収載しました。
組織問題の重要性を伝えるために描いたイラストです。2012年の作。タイトルは「乾杯」。夜、焚火の前で乾杯。一緒に何かを成し遂げるとき… 公式サイトののトップページに!
これも矢嶋剛の2012年のイラストです。タイトルは「dance」。「線の人」3人が、緑の丘の頂上付近で伸びやかに踊っています。頂きにいる真ん中の人は、大きくジャンプしています。向かって右の人は、右絵を腰、左手を空中へ突き出しノリノリな感じ。左の人は、布を持つ両手を真上に掲げ、右足を前方に蹴り上げているところです。キャリア・サイト「矢嶋剛のJob Graphics」に復刻版を特別収載しました。
タイトルは「dance」。テーマは人の躍動です。岩本町(東京都千代田区)で「マーケティングの庵」を営んでいた時の作品です。この頃、2012年は「線の人」をたくさん描きました。
2014年の作です。愛飲ワイン販売中止と聞き 、ありがとう!の気持ちをブログ記事に添えたくて描きました。タイトルは「さよなら ミュール」。(でも後に再発売。よかった!)
矢嶋剛の2015年のイラストです。タイトルは「なみがしら通信」。メルマガとして配信していたニュースレター「なみがしら通信」の文字を、ブログ化したときに図案化ししたイラストです。青い波頭の上にかかる「なみがしら通信」の文字。思いのほかスッキリとしたデザインになりました。キャリア・サイト「矢嶋剛のJob Graphics」に復刻版を特別収載しました。
一週間の新聞から未来を読む金曜日の朝のイベント「なみがしら通信」。その活動をシンボリックに描いたテーマ・イラストとして制作。2015年の作です。シンプルだけど、好きです。

今も時々。練習の日々は続きます。

8.おまけです

わたしの好きとか、苦手とか。

あの… 最初に断っておきますが、
詰まらなくとも、ご勘弁を。


好き
  柴犬の笑顔
  でっかい景色
  気の置けない焼き鳥屋さん
  夏のスイカ(玉買いします)

このスイカは美味しかった。二つに割った断面を見てください。甘そうなで瑞々しい果肉が堪りません。この美味しい写真、キャリア・サイト「矢嶋剛のJob Graphicsに掲載中です。


苦手かも
  威張ろうとする気持ち
  色紙でいっぱいのお店


ときどき
  驚きたくて、美術館
  新しい一皿(料理)
  風に吹かれに (遠くは無理)

横浜の山下公園までで自転車行ったときの写真です。自由な時間が半日。それにお天気が味方してくれれば、小さな旅へチョコマカと。「矢嶋剛のJob Graphics 」より


趣味
  岩本町三丁目町会(千代田区) ※町会員
  町会の歴史をまとめた『岩三史』 Iwasanshi
  編みました。※千代田区立図書館で読めます

したいこと…
  フルマラソン(1989年以来)
  スケッチ旅行



今、何してる?は (季節の写真)
         (日々の驚き)

矢嶋ストーリーのお知らせ用(公式)だけど、
合間に、映画や本の話、イラストなどを
載せてしまうブログは こちらです

 

以上 こんなヤツでした(笑)